のほほん帝国

のほほんとした雑記です。

うつ病による休職へ、会社でのキャリアをあきらめ僕が休職した理由

うつ病と診断、その後...

 心療内科でうつ病と診断されました。 

 

 

 病院に行ったのが土曜日だったので、週明けの月曜日に会社で上司と相談するつもりでした。しかし月曜日の朝になると、僕はベッドから起き上がることができませんでした。症状は病院に行く前よりも悪化していました。これは推測ですが、医師にうつ病と診断されたことによって、脳が「自分はうつ病だ」と認識し、うつ病特有の午前中のだるさという症状が出てきたのではないかと思います。

 ただ、うつ病はまずは病気を認識すること自体が回復へのステップだと言います。具合は悪いながらもこれも回復のための第一歩なのだと前向きに考えました。

 結局、月曜日は一日休み、翌火曜日の午前中も起き上がることができず、出社できたのは診断から3日後の火曜日の午後でした。

 

 この時点で妻から「休職した方がいいんじゃない?」と勧められていました。しかし、休職することは自ら昇進の道を閉ざすことになるので、僕が休職を拒んでいました。余談ですが、うつ病と診断される前の仕事が一番つらい時期に「もう会社辞めたい」と妻に愚痴をこぼしたところ、「子どももいるしお金はどうするつもり?辞めるならちゃんと次の仕事見つけてから辞めてね。」と言われたことがありました。妻はその一言をうつ発症の一端になったのではないかと深く後悔しているようです。そんな後悔の重荷を背負わせてしまったことに、僕が申し訳ない気持ちになります。

 

 

 

上司との相談

 この出社後の時点で、初めて上司にうつ病であることを伝えました。当然、上司も驚いていました。上司も人間ですから、うつ病の患者に対してどう接していいのかがわからず混乱しているようでした。

 上司と相談した結果、上司は休職による今後の昇進への影響から、まずは仕事量を抑制して様子を見ることを勧めてきました。この時点ではこれが僕の意向でもあったので、双方合意の上で出社の継続という選択をしました。

 しかし、上司の口から直接「休職が確実に昇進に影響がある」と聞いてしまったので、「やっぱり休職で昇進がダメになるのは事実なのか...」というショックはありました。

 

 

同僚への報告

 一人の人間が体調を崩すくらいの激務の業務量を調整するわけですから、当然同じプロジェクトの同僚にもうつ病の事実を伝えなくてはなりません。できるだけ平静を装って心配をかけないように「僕、うつ病になっちゃった、えへ☆」と伝えました。

 同僚も動揺を隠しきれない様子でした。なぜなら僕の所属していたプロジェクトは、簡単に言うと「ピラミッドを2人で短期間で作れ、雇える奴隷は10人まで」というレベルのものだったからです。つまり、僕の激務は圧倒的な人的資源不足によるものだったのです。その1人が欠けるわけですから、業務量を追加される同僚はたまったものではありません。「マジでえへ☆とか言ってんじゃねーよ!」という気持ちだったでしょう。

 

 

会社がいまさら本気を見せる

 僕が体調を崩したからといって、それはピラミッドを発注したクフ王様には何の関係もありません。会社としてはとりあえずピラミッドを完成させ、クフ王様に納品しなければなりません。そこから急激に資金を投じて増える人、人、人...。

 どうやら所属部門にはプロジェクトに投入可能な余った予算があったようで、それを使ってもプロジェクトは赤字にはならないとのこと。体調を崩す前に僕が交渉(人的資源投入のお願い)した時と明らかに話が違いました。そんなことなら何故もっと早く本気を見せて人を投入しなかったのか...。複雑な気持ちになりました。

 とりあえずカネにものを言わせることでプロジェクトは何事もなかったかのように継続され、ピラミッドの建設が継続されていきます。クフ王様も満足されているようです。

 

 会社なんてそんなもんですよね。

 

 

 

業務量調整の結果ヒマになる

 業務量調整の結果、日没(定時)とともにピラミッド建設現場から帰る僕。隣では同僚と追加投入された奴隷さんたちが昼も夜もなく突貫工事でピラミッドを建設しています。

 業務量を調整されたとはいえ、僕自身はうつ病特有の体調の波があり、どうしても急に会社を病欠することがありました。当然、重要な仕事は僕の手元から離れていきました。

 その結果、本当にすることが何もなくなってしまいました。

 体調を崩す前までバリバリ激務をこなしていた者としては、仕事が何もなくなるというのは寂しく哀しいものです。

 

 これで僕の緊張の糸がプッツリと切れてしまいました。一気に体調が悪化し、会社にほぼ行けない体になりました。週3回出社するのが限界でした。そこまで無理をして会社に行っても何もすることがないのですから、もはや誰も得をしない状況になってしまいました。

 

 実際この頃は投薬治療をしていました。しかし、精神状態は最悪で、車を運転してもうまく車庫入れができなくなっていたり、自分の家の場所を間違えたり...。それはもう酷い状況でした。うつ病は脳の病気ですから、認識に関わる脳の神経系が相当やられていたんだと思います。

 

 

そして休職へ...

 もはや、このような状況では会社から休職勧告されるのも時間の問題でした。体調の波が最悪の時期に5日連続で休んでしまいました。結果それが引き金となって上司から

「まずは体を元に戻すことを優先してほしい」

と告げられました。もう仕事がないのに会社に無理して出社するのもつらかったので、僕もあっさり受け入れました。うつ病を会社に報告してから休職までは約2ヶ月間でしたが、この期間は時間の無駄でした。

 

 

 幸い、大量に余っていた有給休暇のおかげ(皮肉です)で、まだお金の心配はいらない状態です。妻も共働きですし。

 

 

 しかし、この時点では将来の復職をどうしていくか考えるだけの気持ちの余裕がまったくありませんでした。ただ、ようやく休めるんだ...という安堵の気持ちを感じたのを覚えています。

 

 こうして僕の休職ライフがスタートしましたが、ゴールの見えない休職ライフに戸惑うことになります...。