ドイツ鉄道旅行に行ってみた
僕はうつ病になる以前、趣味が海外旅行というくらい、いろんな国を旅行しました。
ここではその中の一つ、2014年のドイツ鉄道旅行について記載していきます。
ドイツはいい国ですが、日本では地味なイメージのせいか、旅行先としてあまり人気がありません。どうしてもイタリア、フランス、スペインのラテンの国の方が華やかなイメージで旅行先としても人気があるようですね。この一連の記事を通じて、僕が大好きな国ドイツにみなさんも行きたくなっていただければうれしいです。
2014年のドイツ旅行記シリーズは以下の通りです。
ドイツ旅行準備編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(1)
フランクフルト〜ミュンヘン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(2)
バイエルンミュンヘン アリアンツアレーナ編 ドイツ語初心者のドイツ鉄道旅行記(3)
ミュンヘン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(4)
ヴュルツブルク編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(5)
木組みの家の田舎町ハン・ミュンデン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(6)
ハノーファー編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(7)
北ドイツの真珠ツェレ編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(8)
ハンザの女王リューベック編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(9)
北の大都会ハンブルク編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(10)
ブンデスリーガ観戦(バイエルンミュンヘン)編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(11)
ハンブルクフィッシュマルクト編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(12)
音楽隊の街ブレーメンとドルトムント編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(13)
大聖堂の街ケルン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(14)
なぜドイツか?
僕にはこの旅での目的が2つありました。
1. バックパッカーのような旅がしたい、でも治安の悪い国は怖い
2014年当時、僕は旅行代理店の団体ツアーしか経験がありませんでした。しかしながら、バックパッカースタイルの旅行に漠然とした憧れがありました。そんな憧れは学生時代のうちに終わらせておくべきなのですが、どうしてもそんな旅がしたかったのです。実際はこの時期にバックパッカーのバイブル、沢木耕太郎さんの深夜特急を読み、それにかぶれていたからですが。
当時は妻の仕事が忙しく、僕一人での旅行となりました。妻には申し訳ありませんでしたが、これはバックパック一人旅の千載一遇のチャンスでした。かといって、そんなに治安の悪い国に行く勇気もなかったので、ヨーロッパの中でも治安の良いドイツに行くことにしました。
そう、僕はヘタレなのです。
2. FC Bayern München(バイエルンミュンヘン)の試合を現地で見たい
僕はドイツサッカー、ブンデスリーガのFCバイエルンミュンヘンのファンです。ぜひ一度、現地ドイツで試合を観戦したかったのです。
日本国内では香川真司選手の活躍の影響もあり、香川選手が所属するドルトムントの人気が上昇しています。バイエルンはヒール(悪役)扱いです。
ではなぜバイエルンのファンになったかというと、2002年の日韓ワールドカップでドイツの準優勝に貢献しMVPに選ばれたオリバー・カーン選手が所属していたからです。
日本でバイエルンが好きな方といえば、カーン選手がきっかけ、もしくは1980年代のブンデスリーガ全盛期からの古参のファンのどちらかが多い気がします。そのため、ドルトムントのファン層に比べ年齢層が高い印象があります。
妻はサッカーに興味がないので、一人旅であれば何の気兼ねもなく現地観戦できます。
2014年 当時の僕の語学力
添乗員さんのいない海外一人旅にあたって、やはり気になるのは語学力。当時の僕の語学力は以下の通りです。
- 英検3級(中学生の時に取得)
- TOEIC(当時未受験、せいぜい400点くらい?)
- Goethe-Zertifikat A2(ドイツ語の認定試験)
はっきり言って、この程度の語学力で一人旅しようなんてヨーロッパをナメてます。実際、旅においては言葉の問題に苦しむことになります。
ちなみにGoethe-Zertifikat A2は聞きなれない方も多いと思います。独検は日本国内でしか通用しませんが、こちらは世界中で通用するドイツ語能力の検定試験です。ただし、A2というのは下から2番目のレベルのため、大したことないです。ちなみにレベル的には以下のような内容です。
Goethe-Zertifikat A2は、成人向けのドイツ語検定試験です。基礎的な語学力を前提とし、6段階あるヨーロッパ言語共通参照枠(GER)での下から2番目のレベル(A2)に相当します。
この検定試験に合格すると …
- 日常でよく使われる文や表現を理解し、使いこなすことができる
- 単純な、よくある状況でコミュニケーションでき、日常的になじみのあるテーマについて情報交換できる
- 簡単な言い方で、自分の出身地や学歴、身近な状況や必要なものについて説明することができることが証明できます。
ご覧の通り、ドイツ語のレベルにおいてもナメているとしか思えません。それでも行こうと思ったのですから、人生には勢いが必要な時もありますね。
ちなみに僕は以下の記事でドイツ語の学習をおすすめしています。英語学習に行き詰まっている方もぜひどうぞ。
ドイツ国内の移動手段はどうするか?
ドイツまでは飛行機で行くとして、そこからどうやってドイツ国内を移動するか?せっかくですからドイツ国内のたくさんの街を見たいものです。今回の休みは9日間しかありませんから、効率よく移動するとすればやはり鉄道でしょう。ということで、ヨーロッパの鉄道時刻表を買いました。2014年当時はドイツ国内のみの分冊版もあったんですが、残念ながら今はないようですね。
もしSIMフリー端末をお持ちで、ドイツでもスマホを使える環境があれば、ドイツ鉄道の時刻表アプリが使えるのでそちらの方がいいですね。無料ですし。
当時はドイツのWi-Fiスポット事情がわからなったので、安全策をとって時刻表を買いました。ただし、旅行中に思い知らされますが、ドイツの鉄道は時間通りには来ません。
ちなみに鉄道の乗車券はジャーマンレイルパスというドイツ鉄道乗り放題の乗車券を利用しました。現在では2等車乗り放題(7日間)のもので30,000円程度らしいですね。
持ち物はどうするか?
今回はバックパック旅行なので、スーツケースではありません。登山用の60Lのバックパックを流用しました。
当時の旅行時期は9月でした。ドイツは日本より約1ヶ月先と同じくらい寒い気候なので、秋物を中心にできるだけかさばらない衣服を用意しました。結論から言えば9月くらいのドイツであれば、40Lサイズのバックパックで十分でした。
あとはベタですが「地球の歩き方」のドイツ版も準備しました。
そんな感じでドイツ旅行の準備は整いました。
そして、2014年9月14日、僕はドイツへ旅立ちました。