いよいよドイツへ出発
旅行の準備も済んだので、いよいよドイツへ出発です。
2014年のドイツ旅行記シリーズは以下の通りです。
ドイツ旅行準備編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(1)
フランクフルト〜ミュンヘン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(2)
バイエルンミュンヘン アリアンツアレーナ編 ドイツ語初心者のドイツ鉄道旅行記(3)
ミュンヘン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(4)
ヴュルツブルク編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(5)
木組みの家の田舎町ハン・ミュンデン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(6)
ハノーファー編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(7)
北ドイツの真珠ツェレ編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(8)
ハンザの女王リューベック編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(9)
北の大都会ハンブルク編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(10)
ブンデスリーガ観戦(バイエルンミュンヘン)編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(11)
ハンブルクフィッシュマルクト編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(12)
音楽隊の街ブレーメンとドルトムント編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(13)
大聖堂の街ケルン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(14)
時計の針を2014年9月14日に戻します。
当日の行程は以下の通りです。
中部国際空港→(飛行機)→フランクフルト国際空港→(鉄道)→ミュンヘン
中部国際空港発〜フランクフルト国際空港着の便が一番安かったのです。ミュンヘンにも国際空港があるので直行便で行けばいいのですが、無駄を楽しむのも旅ですから。なお、今回の航空会社はルフトハンザドイツ航空です。
まずはチェックインと両替(日本円¥→ユーロ€)
まずは空港のルフトハンザのカウンターでチェックインです。ここで最大の懸念は60Lの大型バックパックは機内持ち込み可能な手荷物として認めてもらえるのか?60Lのバックパックは手荷物のサイズ的にギリギリなのです。仮に機内持ち込みできない場合はバゲージロストの不安が出てきます。
結果は機内持ち込み可能、どうやら重量がオーバーしていなければ問題ないようです。この辺は海外の航空会社はアバウトです。これでフランクフルト空港到着後に荷物受取を待たずに行動開始できます!
続いて現金の両替です。旅行期間中はクレジットカード利用を考えていますが、やはり現金も必要。当時のレートは142円のユーロ高でした。
両替も済みました。
この機体に乗っていよいよドイツへ出発です!しばしの間さよなら日本!
9月なので機内食はオクトーバーフェスト仕様
長距離フライトのお楽しみはというとやはり機内食。今は世界最大のビール祭りとして日本でもすっかり有名になったオクトーバーフェスト。機内食もオクトーバーフェストにあわせての特別仕様です。ソーセージ、ザワークラウト(キャベツの酢漬け)、マッシュポテトとドイツ感満載。当然飲み物はビールです。
CAさんはドイツ人男性の方だったので、サービスを受けた際に「Danke!(ありがとう)」と言ったら「Bitte schön!(どういたしまして)」と返してもらえました。些細なことですが、こういうやりとりはうれしいものですね。
いよいよドイツ到着!
12時間の長距離フライトは終わり、フランクフルト国際空港に到着しました。現地時間は14時ですが、日本との時差が夏時間で7時間です。日本時間ではもう21時です。当日は日本で5時半起きだったので疲れました。眠いです。
無事に入国審査を済ませ、空港内の売店でkicker(ドイツのスポーツ雑誌)を買います。当然ながら中身はすべてドイツ語。思った以上に内容が理解できず、早速語学の不安を感じました。眠いです。
次はドイツ鉄道のカウンターへ行き、ジャーマンレイルパスを有効化してもらわないといけません。それにしても眠いです。
ドイツ鉄道の旅はじまる、いざミュンヘンへ!
ジャーマンレイルパスの有効化も済んだので、いよいよドイツ鉄道の旅の始まりです。
フランクフルトからミュンヘンへはICE(Intercity-Express)という高速鉄道で移動します。ドイツの新幹線ですね。いや、特急かな。
ホームへ行くと10分前に発車時刻が過ぎたはずのミュンヘン行きのICEが発車するところでした。駆け込み乗車でどうにか間に合いました。しかし、この時はまだ知りませんでした。ドイツ鉄道の時間のルーズさを...。
車内で知る異文化、これがドイツか...
当日は日曜日の午後のため、列車内は大混雑。当然座席が空いていません。しかし、ドイツの鉄道には予約席車両と自由席車両の区別がありません。空いていればどの座席に座ってもいいのです。座席予約している人が来た時に席を譲ればそれでOKなんです。なかなか合理的なシステムです。
また、長距離列車だからかもしれませんが、バックパックを背負って旅行している人が非常に多いです。日本の新幹線に比べると旅行スタイルはラフな感じです。
あとは気がついたのは公共の場である車内でキスをしているカップルの多いこと。やはり他人は他人、自分は自分という意識を持っているんでしょうか。
主要駅を通過するたびに列車到着時刻の遅れが拡大しているようです。このあたりでようやく気がつきました。ドイツ鉄道の時間がまったくあてにならないということに。
ようやくミュンヘン到着
20時43分、ようやく列車はミュンヘンに到着しました。日本時間で3時43分です。もう吐きそうなくらい眠いです。
フランクフルトからミュンヘンまでは列車で4時間半でした。高いお金を払ってでも直行便でミュンヘンに来ればよかったです。いまさら遅いですけど。
もうこうなると1秒でも早く寝たいので事前に予約しておいたホテルを探しにミュンヘンの街をさまよいます。でもこういう時に限って道に迷うんですよね。もう吐きそうなくらい眠いです。
僕、前世で何か悪いことしましたか?
ミュンヘンの街で迷子になりながらもようやくホテルにたどり着きます。入り口には何も目印がなかったので何度も目の前を通り過ぎていたようです。
暗くて狭い受付にはかなりイカつい風貌のトルコ系の兄ちゃんが一人だけ。まぁいい僕は早く寝たいの!ということでチェックイン。
そして部屋へ...。
埃だらけのクローゼット。カバーの破れたソファ。
壁には無数のシミ。事故物件ですかここは?もう壁に飾っている絵なんか慰めにもなりません。これで一泊44ユーロ(当時のレートで6,248円!)
しかも、これ室内にシャワールームがあるんですが、換気扇も間仕切りもありません。シャワー浴びたら部屋の中が湿気だらけです。しかも排水溝はすぐに詰まる。
ちなみにこのホテルの名前はHotel Modernといいます。どんな皮肉ですか。
さらにこんな部屋に限って2泊予約してしまいました。ミュンヘンは物価が高いからケチったのが大失敗でした。所詮バックパッカー向けの安宿です、納得するしかないです。
もう吐きそうなくらい眠いです。
だから寝ます。おやすみなさい。
あれ?
ベッドのフレームが壊れてますね。腰にあたる部分が陥没してますね。
僕、前世で何か悪いことしましたか?
翌日からはミュンヘン市内の探索です!