のほほん帝国

のほほんとした雑記です。

ヴュルツブルク編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(5)

次の目的地はヴュルツブルク

 ミュンヘンに別れを告げて、次の目的地はバイエルン州のヴュルツブルクという街です。人口が13万人程度の街なので、ミュンヘンの10分の1以下の規模です。

 

 ミュンヘン中央駅からこのICEに乗ってヴュルツブルクへ行きます。

 2014年のドイツ旅行記シリーズは以下の通りです。

 

ドイツ鉄道での初めての検札

 なんとドイツの駅には改札がないんです。無賃で駅のホームまで行くことが出来ますし、悪意があればそのまま不正乗車(Schwarzfahren)もできてしまうんです。

 しかし、世の中悪いことは出来ないようになっています。たまに車掌が検札にやってきます。ここでチケットがないと不正乗車として罰金を取られます。もちろん僕は正規のチケット(ジャーマンレイルパス)を持っていますから、それを見せればいいだけです。

 ミュンヘンからヴュルツブルクへ向かう車内で初めて、この検札にあいました。

 ジャーマンレイルパスとパスポートを見せる必要があります。何も悪いことはしていないのですが、初回なので緊張してしまいました。

 そうこうしているうちにICEはヴュルツブルクに到着します。

 

ちょうどいい規模の街ヴュルツブルク

 ヴュルツブルクの街は本当に見ていて楽しいです。ドイツは大都会よりもこの規模の街の方が見ていて飽きない気がします。それは日本人がイメージしているヨーロッパらしさを体現しているからなのか、空気の流れも含めて穏やかな感じがして落ち着きます。

 街の中を路面電車が走っています。

 街の中心の広場では出店が出ています。活気があります。

 橋の上にたたずみ、ワイングラスで一杯。素敵ですね。

 なんでしょう、この前衛的な作品は。

 

 

荘厳な世界遺産レジデンツ

 まずは世界遺産のレジデンツに行きます。

 残念ながら内部は撮影禁止。しかしながら、非常に荘厳な建物で、ぜひ行くことをオススメします。中の天井画が特に素晴らしいです。ちなみにレジデンツの中で「地球の歩き方」を持っている日本人が2組もいました。 

 

www.residenz-wuerzburg.de

 

意外と坂を登らなければいけないマリエンベルク城

 またヴュルツブルクといえば丘の上にあるマリエンベルク城という城が有名です。なによりもその高台からの景色が素晴らしいのです。しかし、結構な坂を登ることになるので、60Lの大型ザックを背負っての登坂はかなりキツイです。しかも僕は今回の旅行で靴にドクターマーチンを選択していました。 

 なぜ今回の旅行でドクターマーチンを履いてきたかというと、細身のパンツにブーツを合わせるのがヨーロッパスタイルだ、と僕が勝手に思い込んでいたからです。ブーツを履いて来るような場所ではありませんでした。

 マリエンベルク城に着く頃にはすっかり汗だくです。

 そんなつらい思いをしてでも、この風景は見る価値があると思いませんか?

www.schloesser.bayern.de

 

この日の宿は初めてのユースホステル

 ヴュルツブルクでの宿はJugendherberge Würzburgというユースホステルです。

 実はユースホステルの利用は初めてなのです。バックパックでの旅行が初めてなので、こういう時に勝手が分からず苦労することになりました。

 まずはチェックインです。受付のドイツ人に対して私の拙いドイツ語はなんとか通じましたが、下手にドイツ語で話しかけてしまったために回答もドイツ語に。回答内容がなかなか聞き取れないません。会話のキャッチボールがなかなか成立しないというもどかしい状況に。自分のドイツ語の勉強不足を反省しました。

 苦労しながらも、今度はチェックイン後の館内でリラックスして過ごすためにサンダルが必要だったことに気がつきました。おかげで館内でのリラックスタイムにおいてもドクターマーチンのブーツで行動する羽目になってしまいました。ちっとも足元はリラックスできません。

 

宿泊した部屋は5人部屋

 この日宿泊した部屋は5人部屋でした。

 すると偶然、日本人のK君と相部屋になりました。世界はせまいですね。当時25歳の大学院生で某大手マスコミに就職が決まっているそうです。今回は夏休みを利用した短期の語学留学らしく、課程終了後にドイツ国内を旅をしているそうです。なんでも翌日はバスでシュツットガルトへ向かうとか。

 あと相部屋は17歳のトルコ系ドイツ人。物理を学んでいるらしいです。僕は以前トルコ旅行に行ったことがあったのでその時の話で盛り上がりました。しかし、最後に「僕はトルコ移民2世だから、そんなに詳しくないけどね」と。随分大人な対応をされたものです。僕の年齢を伝えたら「20歳くらいだと思った」と言われました。実年齢よりも10以上幼く見られるのですから、世界基準でいうと僕は相当童顔なんでしょうね。ヒゲでも生やしてやろうか?

 もう一人の相部屋は15歳のドイツ人。「Grüß Gott.」と南部の挨拶をしてきた以外はあまり会話に積極的なタイプではありませんでしたので、あまり印象はありません。

 

日本人のK君と意気投合し酒を飲む

 結局、日本人のK君と意気投合し、二人で酒を飲みました。僕がこの後向かう予定のハノーファーやハンブルクのオススメスポットを教えてもらいました。

 とにかく、久しぶりの日本語での会話はドイツ語に苦しむ身にとって楽しい癒しのひとときとなりました。結局二人で夜中の1時まで飲み続けました。

 

翌朝鳴り響く「あの鐘を鳴らすのはあなた」

 翌朝6時50分に自分のiPhoneのアラームが大音量で部屋中に鳴り響きました。

 僕は2段ベッドの上段で寝ていたのですが、慌てて止めようとしてたら、うっかりiPhoneを床に落としてしまいました。急いで2段ベッドの上段から飛び降りて、落としたiPhoneを探します。しかし、部屋は暗闇のためなかなか見つかりません。

 暗闇の部屋の中に大音量で「あの鐘を鳴らすのはあなた」(What's Love? with 横山剣のカバーバージョン)が鳴り響きます。なんでよりによってこの曲を目覚ましにしてしまったんでしょう。

 相部屋のみんなに迷惑をかけてしまいました。早朝から異国の歌を大音量で聴かされた方はたまったものではなかったでしょう。僕はつい日本語で「すいません、すいません」と言ってします。あぁ僕は日本人なんだ。せめてここはドイツ語で謝ろう。

 日本人のK君は笑いをこらえるのに必死です。早朝からかなりの辱めです。

 

朝のヴュルツブルクは絵になる

 ユースホステルを出発し、ヴュルツブルク中央駅への道すがら、街の朝の風景をカメラで撮ります。朝の風景って些細な日常が観光スポットよりも絵になるので大好きです。

 さわやかな朝の街を歩き、次の街へと向かいます。