木組みの家が素敵な田舎町ハン・ミュンデン
この日はまずカッセル(Kassel)という街に行き、そこで乗り換えハン・ミュンデン(Hann.Münden)という田舎町に立ち寄ります。
ハン・ミュンデンとはどんな街なんでしょうか?ドイツ通に勧められたので行こうとは思いましたが、正直聞いたことがない街です。人口は2万人程度らしいので、ヴュルツブルクよりもさらに小さい町です。でも都会よりも田舎町に魅力を感じてやまないので楽しみすぎます。
2014年のドイツ旅行記シリーズは以下の通りです。
ドイツ旅行準備編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(1)
フランクフルト〜ミュンヘン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(2)
バイエルンミュンヘン アリアンツアレーナ編 ドイツ語初心者のドイツ鉄道旅行記(3)
ミュンヘン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(4)
ヴュルツブルク編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(5)
木組みの家の田舎町ハン・ミュンデン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(6)
ハノーファー編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(7)
北ドイツの真珠ツェレ編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(8)
ハンザの女王リューベック編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(9)
北の大都会ハンブルク編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(10)
ブンデスリーガ観戦(バイエルンミュンヘン)編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(11)
ハンブルクフィッシュマルクト編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(12)
音楽隊の街ブレーメンとドルトムント編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(13)
大聖堂の街ケルン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(14)
二日連続で検札にあう
この日も検札にあいました。この検札とは不正乗車してないか車掌さんが乗車券を抜き打ちチェックしにくるシステムです。ちゃんと検札ってしてるものなんですね。検札後、車掌から「Danke sehr」と言われたので、「Bitte schön」と返します。ドイツ語が満足に通用していないので、こういうわかる範囲での会話をとてもうれしく感じます。
カッセルでローカル線へ乗り換え
ハン・ミュンデンは田舎町なのでICE(ドイツの高速鉄道)は停車しません。ということでカッセル市内の駅でレギオナルバーン(ローカル線)に乗り換えます。そこで乗り換える電車はなんと自転車を搭載できる車両でした。
噂には聞いていたものの、実際に生で見ると嬉しいものです。是非日本にも取り入れて欲しいです。初のローカル線レギオナルバーン、楽しむぞー。といっても乗るだけですが。
素敵な田舎町ハン・ミュンデン
短いローカル線の旅を終え、ハン・ミュンデンにたどり着きます。
小さい駅舎で、駅前には本当に何もありません。それでもハン・ミュンデンは本当に素敵な田舎町です。駅から少し歩くと、特徴的な木組みの家が見えてきます。
印象的で非常にかわいらしいです。
21世紀であることを忘れさせてくれる風景です。
市庁舎の時計
ハン・ミュンデンは市庁舎の時計が有名らしいです。
左に見える時計のある建物が市庁舎です。正午になるとからくり時計で鉄ヒゲ博士が出てきます。誰のことなんでしょう。あまりよくわかりません。
その日はたまたま見られました。運がいい、なんて日だ!
田舎すぎて観光客がほとんどいない
どうやら田舎町すぎて観光客などほとんどいないようですね。ましてや僕のようなアジア人など一人も見かけません。
こういう昔そのままの街並みを見ると、絵本の中や遠い昔の出来事に思えてしまい、21世紀という時代の実感がありません。21世紀という時間を生きている感覚がありません。今はいったい何世紀なのか?でも僕はそれを21世紀に製造されたカメラで収めるのです。
初めての味カリーブルストとの遭遇
街の中心の広場の屋台で初めてのカリーブルストを食べました。ドイツのベルリン発祥のファストフードです。カレーパウダーのかかったソーセージです。ここでの価格は2,2ユーロ。これはうまいです。
駅のホームでぼーっとローカル線を待つ贅沢
ハン・ミュンデンの町は広くないので、あっという間に見終わります。
そして、駅のホームで一時間に一本のローカル線を待ちます。よく晴れたそよ風の気持ちいい日でした。ホームのベンチに腰掛けているとポカポカ陽気で眠くなってきます。贅沢としか言えません。
何もせずにベンチに腰掛けて、ぼーっとして眠くなることが、いつから贅沢になったんでしょう?よく考えてみたらそれも変な話ですね。
そうしているうちに次の街へ向かう列車がやってきました。