次の目的地は北ドイツ最大の都市ハンブルク
次の目的地はハンブルク(Hamburg)という北ドイツ最大の人口約180万人の街です。
僕は今回の旅でこの街に3泊します。
2014年のドイツ旅行記シリーズは以下の通りです。
ドイツ旅行準備編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(1)
フランクフルト〜ミュンヘン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(2)
バイエルンミュンヘン アリアンツアレーナ編 ドイツ語初心者のドイツ鉄道旅行記(3)
ミュンヘン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(4)
ヴュルツブルク編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(5)
木組みの家の田舎町ハン・ミュンデン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(6)
ハノーファー編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(7)
北ドイツの真珠ツェレ編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(8)
ハンザの女王リューベック編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(9)
北の大都会ハンブルク編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(10)
ブンデスリーガ観戦(バイエルンミュンヘン)編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(11)
ハンブルクフィッシュマルクト編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(12)
音楽隊の街ブレーメンとドルトムント編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(13)
大聖堂の街ケルン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(14)
宿は再びユースホステル
ハンブルクの1泊目はJugendherberge Hamburg auf dem Stintfangというハンブルクのユースホステルに宿泊します。キレイで繁華街も近いので大人気のユースホステルです。
https://www.jugendherberge.de/en/youth-hostels/hamburg-auf-dem-stintfang-523/portrait
ユースホステルと言えば、ヴュルツブルクでドイツ語がうまく通じずに痛い目を見ましたが、今回はスムーズにドイツ語でチェックインしました。自身の成長を感じます。
ユースホステルということで、当然相部屋の誰かがやってきます。正直緊張します。
1人目の相部屋は若いドイツ人女性(!)
1人目の相部屋はドイツ人女性でした。え?男女別じゃないの?異性と相部屋ってアリなの?下心はありませんが、緊張します。
彼女はオーストリアで音楽の先生をしているそうです。今日はハンブルクの祭に参加するためにドイツに戻ってきたそうです。ところで彼女、スタイル抜群の上に、当日のハンブルクは25℃以上あったからタンクトップを着ていました。これ刺激強すぎません?
とりあえずドイツ語でコミュニケーション。「ドイツ語は難しいね」と言うと「日本語もね」と言われました。そうですね。
今日は祭に参加するため、朝方まで帰ってこないそう。今思うとこの人はパリピですね。
2人目の相部屋はドイツ人男性(30代くらい?)
しばらくして、もう次の相部屋がやってきました。デュッセルドルフ出身のドイツ人男性。見た目は30代後半くらい?頭髪は若干寂しくなっています。
この人に対しても「ドイツ語は難しいね」と言うと「日本語もね」と言われました。どこかで聞いたことのある回答ですね。ちなみに彼は柔道、剣道をしており、日本語も少しわかるそうです。知ってる単語は「ホッカイドウ」でした。彼が部屋を出るとき「Bye...」と言った後に日本語で「サヨナラ!」と言いなおした。そして私が「Bis später!(また後でね!)」とドイツ語で返します。こういうやりとりが楽しすぎます。
ハンブルクの夜に一人思う
ユースホステルの近くの店でビールを楽しむ。魚を楽しむ。ニシンの酢漬けをサンドしたものです。美味しいです。
港町ハンブルクの夜は素敵すぎます。港の夜景と音楽と酒。ハンブルクは是非また来たい街です。来てわずか数時間でこの街が好きになりました。
ユースホステルの朝
さすがにドイツに慣れたのか、ユースホステルのような相部屋でもよく眠ることができました。ドイツの9月の気候はとてもさわやかで朝の空気が澄んでいて気持ちいいです。
室内には共同のシャワールームがあります。相部屋の女性に「先にシャワーを浴びてくるわね」ただの共同生活のルールで、変な意味は含まれていません。言われてドキっとした自分が恥ずかしいです。
相部屋の男性は朝ランニングウェアに着替えて部屋を出て行きました。彼のルーティンなんでしょう。
旅は一期一会。相部屋の二人と別れの時間です。
相部屋の女性は「Viel Spaß Deutschland!(ドイツを楽しんで!)」と言って別れました。
その後、ランニングから帰ってきた相部屋の男性ともお別れです。「君は日本のどこで生まれたんだい?その街は北か?南か?」と聞いてきたので「北日本の田舎街だよ。」と答えました。笑顔で頷いて聞いていた彼。きっと答えなんて何でもよかったのでしょう。
これは一人旅の良さでしょう。しあわせな出会い、それを実感しました。
ハンブルクの名物フィッシュバーガー
ハンブルクの名物フィッュバーガー。
昨夜はニシン。今日はサーモン。酢漬けの魚がこんなに旨いなんて!
さて、腹ごしらえも済んだところで、ハンブルクの観光地、どどんと行ってみましょう!
U-434 Museum(潜水艦ミュージアム)
ハンブルクの港には旧ソ連の潜水艦が展示されています。第二次世界対戦の時に実際に使用されていたものだそうです。
9ユーロで中を見学することができます。所々のロシア語の表記がリアルです。この鑑が現役だった時、ロシアの若い水兵は何を考え、どんな話をしていたんでしょう?
ハンブルクカードで62番定期船に乗れる
今回はハンブルク市内の移動のためにハンブルクカードを利用しています。
このカードで定期船も乗ることができます。ハンブルクには観光用の遊覧船もありますが、こちらは高いです。定期船は貧乏旅行の強い味方です。これはヴュルツブルクで出会ったK君から聞いた情報です。遊覧船と違う定期船のため、乗車客がほぼドイツ人です。よりローカル感も楽しめます。
そういえばハンブルクは港町ですが、海に面していない河川港だから潮の香りがしません。不思議な感覚です。それにしてもエルベ川は大きいです。まるで海と変わらない雰囲気です。
ハンブルクの人気フットボールクラブ St.Pauli
ハンブルクのフットボールクラブと言えば、ハンブルガーSVが有名です。しかし、もう一つのクラブ、ザンクトパウリの方が明らかに人気があるようです。ということでその本拠地に行ってみました。宮市亮選手が所属していることでも有名です。
繁華街に近い場所にあるためか、スタジアムは野暮ったさがありました。
全般的にグッズがフットボールクラブのものには見えずオシャレです。完全に子供受けを意識していないあたり、その割切りがカッコイイです。普段着としてきてもおしゃれです。通販で日本からも購入可能です。
ハンブルクのシンボル ミヒャエル教会
ハンブルクのシンボル、ミヒャエル教会。うわさ通りの素晴らしさです。
ミヒャエル教会自体も素晴らしいですが、やはり眺望が素晴らしいです。ハンブルク市内を一望できます。
世界遺産 ハンブルクの倉庫街
ハンブルクは港町。港町にはつきものの倉庫街。これも世界遺産です。
ミニチュアワンダーランド
ここはいつ行っても混んでいます。スイスの山岳のミニチュアやヨーロッパの各国の街並みが再現されています。
アルスター公園
ハンブルクのアルスター湖をのぞむ公園。こういう公園では、現地の人と同じように静かな場所でボーッとするのがオススメです。一人旅というのは何もしない時間が贅沢です。
この平日夕方の公園に来て気がつきましたが、課外の趣味の行動をしているドイツ人でいっぱいです。ヨット、カヌー、ランニング、スラックライン、ヨガ...。おそらくは17時で仕事を終え、公園に来てやりたいことをやっているのでしょう。
公園のベンチでボーッとしていると、50代くらいの夫婦が自転車でやって来ました。彼らは隣の空いているベンチに座り、背負っていたリュックからワイングラスとワインを取り出しました。それをグラスに注ぎ、そして乾杯しました。湖を眺めながら。
これが日本だと、17時から仕事本番、残業モード!という人が多いのではないのでしょうか?豊かな人生とは一体何なのか考えさせられます。