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大聖堂の街ケルン編 ドイツ語初心者の鉄道旅行記(14)

いよいよ旅の最終目的地、大聖堂の街ケルン

 いよいよ僕のドイツ鉄道旅行の最終目的地へ向かいます。最後の目的地は大聖堂の街。ケルン(Köln)です。

 ケルンは人口約100万人、かなり大きな街ですね。反面、前情報ではあまり治安は良くないと聞きます。

 ケルンはブンデスリーガのサッカークラブがあるので、ご存知の方も多いでしょう。日本代表の大迫勇也選手が所属しています。(2018年現在)

 なぜ僕はそんなケルンを最終目的地にしたか?それは最終目的地らしいランドマークが必要だと思ったからです。それが世界遺産のケルン大聖堂でした。何百年も建設していた大聖堂、楽しみです。

 2014年のドイツ旅行記シリーズは以下の通りです。

 

結局最後まで時間にルーズなドイツ鉄道

 ケルンへ行くために、ドルトムントでミュンヘン行きの列車に乗りました。しかし、発車時刻を過ぎてもいつまでも発車しません。さすがにドイツの鉄道経験は豊富になりましたので、定時運行ではないこと自体は何とも思いません。むしろ遅延で生じた時間の余白を楽しんでやろうと思います。

 

いよいよケルン、大聖堂との対面

 遅延した列車でいよいよ最後目的地のケルンに到着しました。

駅構内の案内板にはDom(大聖堂)の文字が。

 「ケルンは大聖堂しかないし、案外大したことはないよ?」と旅行前によく言われました。しかし、でも一度自分の中で決めた旅の最終目的地なのです。三蔵法師にとっての「天竺」、沢木耕太郎にとっての「ロンドン中央郵便局」、私にとっての「ケルン大聖堂」なんです。大聖堂が近づくにつれて気持ちが高揚し、心臓がドキドキします。果たして大聖堂を見たらゴールの感動で泣いたりするんでしょうか?そう思いながら一歩一歩、前に踏み出します。

 

 大聖堂は駅を出たらすぐ隣にあります。それは事前情報として知っていましたし、地図にも書いてあります。だからこのケルン中央駅から一歩でも足を踏み出して顔を上げた瞬間、僕の旅は終わります。大聖堂が視界に入らないように下を向いて駅を出ました。...そして顔を上げました。

 ケルンの大聖堂だ。僕はついに最終目的地に着きました。しかし感動の涙が出ません。

 おかしい。ここ数年で急速に涙もろくなったはずなのに。とりあえず大聖堂の正面に廻ります。

 やはり大聖堂は大きいです。涙が出ないくらいならいいんですが、特に何の感動もありません。気分を盛り上げるために、無理やり声を出して「大聖堂でけー!!」と言ってみました。しかし無理やり絞り出した僕の感嘆の声は、大聖堂正面での当時のウクライナ問題について訴えかける市民デモのシュプレヒコールによってかき消されてしまいました。 

www.cologne.de

 

 

アングルを変えて大聖堂を楽しむ

 大聖堂をライン川越しに見るため、ケルンの橋を渡ります。橋はカップルがつけた鍵だらけです。あまりにも数が多すぎてロマンチックです。メタリック素材の南京錠が反射して、遠くから見ると美しいです。いや、でもこういうのケルン以外でもどこでも見ますね。

 

 川を渡った先から見る大聖堂は夕焼けで逆光になってすごくいいです。ドイツ人のカップル達に紛れて、僕も川の対岸から見ています。

 さっき大聖堂を見ても結局感動なんてしませんでしたが、自然の力にはやはり魔力があると思います。夕焼けと大聖堂の組合せには感動してしまいました。やっぱり夕焼けは世界のどこでも素晴らしいです。

 

さあ最後のドイツで最後の夕食にしましょう。

 

最後の夕食でオーダーミス 血のソーセージを頼んでしまう

 Brauhaus Sionという地球の歩き方に載っている有名店に行ってみました。そのせいか、日本人がたくさんいます。

www.brauhaus-sion.de

 ドイツの最後はソーセージだろう、ということで注文します。僕はBratwurst(焼きソーセージ)を頼んだつもりでしたが、Blutwurst(血のソーセージ)を頼んでしまいました。文字を見間違えて注文してしまいました。両方単語の意味は知っているのにも関わらず、最後の最後に凡ミスです。

 皿奥のサラミのようなものが血のソーセージです。まぁ、食べられますけど、あまりにも生臭いです。これは日本人の口には合わないですね。はっきり言って不味いです。 しかし、これも何かの巡り合わせですね。何事も経験。

 

ケルンのビールはわんこそば方式 

 ケルシュビアはわんこそば方式で、コースターで蓋をするまでウェイターが勝手におかわりが出てきます。

 有名店だけあって、席もたくさんあり、ウェイターもたくさんいます。それなのに僕の担当のウェイター(20歳くらい)だけが無口で愛想がありませんでした。他のウェイターは観光客の扱い方、いなし方を知っていて、雰囲気もとても陽気なのに、私の担当ウェイターだけ雰囲気が違います。でもなんか憎めません。無口のウェイターがどんどんケルシュビールを持ってきます。すでに5杯目。どんどん飲める。楽しい。

 

 ドイツの最後の夜が楽しすぎます。今夜が最後だと思うと日本に帰りたくありません。

 

無口なウェイターとの別れ

 無口なウェイターはどうやら21時上がりらしい。彼が私服に着替えて帰るところで僕と目が合いました。僕が「え?もう帰るの?」という表情をしたところ「大丈夫、次は彼(別のウェイターを指差して)が注文を受けるさ」というウィンク付きのジェスチャーをしました。その時彼は初めて笑顔を見せてくれました。彼もごく普通の青年でした。ケルシュビア計7杯のやりとりだけでしたが、その笑顔がたまらなく嬉しかったですね。

 

 これでケルンの夜は最高の思い出になりました。

 

ドイツ鉄道旅行を振り返って

 ドイツは治安もいいし、鉄道旅行であれば正直誰でも簡単にできると思います。(ドイツ鉄道は時間にルーズですが)簡単に自分の力で外国を旅したい人はうってつけではないでしょうか?

 旅行代理店のパックツアーよりも、現地の文化に触れることができます。本格的なバックパッカーよりも難易度が低いのでオススメです。

 

 どうですか?僕の大好きな国ドイツに行ってみたくなりましたか?これを見ているあなたが僕よりもほんの少し語学ができれば、僕よりももっと素敵な出会いがたくさん待っているはずです。僕もうつ病が治ればまたドイツに行きたいです。

 

 語学がダメダメな2014年の僕ですら、ここに書ききれないくらい、いろんな出会いがあったのですから。

 

 それではあなたの素敵なドイツ旅行の成功を祈念して、僕の2014年のドイツ鉄道旅行記を締めくくりたいと思います。