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【実績公開】評判の投資信託WealthNavi(ウェルスナビ)を試して評価した

最終更新日)2018年6月23日

話題の投資信託 WealthNavi(ウェルスナビ)を5ヶ月間やってみた

 WealthNavi(ウェルスナビ)を5ヶ月間やってみました。

 ネット上では評判がいいですが、実際どうなのか?

 自分の資金を投入して試してみました。

 

 結論からいうと、ネットの評判ほどの魅力はありませんでした。ただし、高額な手数料と引き換えに面倒な手間を省いてくれるので、投資スタイル次第では適している人もいると思います。初心者向けの投資商品ですね。

 

 以下にレビューを記載します。

 

 

そもそもWealthNavi(ウェルスナビ)とは?

 国際分散投資での信託を扱う急成長している会社です。

 WealthNaviの特徴を簡単にまとめると以下の通り。

  • ロボアドバイザーが分散投資のポートフォリオを自動作成、再調整
  • 長期投資を前提に、投資で最も邪魔になる心理的な壁を乗り越える
  • 投資対象は各ETF、債券、金、不動産など

 なるほど、宣伝文句は魅力的です。確かに投資で一番邪魔なのは「人間の感情」なので、淡々と長期投資で積立ては合理的な仕組みです。

 

 

なぜWealthNaviを選んだか?

 僕は賃貸派なので、家を買う予定がないので、頭金を預貯金で貯めておく必要がありません。今後の大きな出費は子どもの学費くらいです。ですので、その分を何らかの投資に回すことが可能です。

 

www.yossy-blog.net

 

 そのため「ほったらかし運用ができる投資信託を探していた」のが理由です。

 

 株式相場の取引時間に、株価で一喜一憂していては、仕事に集中できなくなります。そのため、投資判断をアウトソースしたかったのです。

 

 裏を返せば、優秀なパフォーマンスの投資信託であれば、別にWealthNaviである必要はなかったわけです。ただ、ネット上での評判が良かったので試してみたという単純な動機です。

 

 

 以上の理由でWealthNaviでの資産運用を開始し、僕が感じたメリットとデメリットを実際に挙げていこうと思います。

 

 

気になる運用実績は?

 気になるのは運用実績。ネット上では10%近くのパフォーマンス例もあり、相当期待してました。

 月ごとの僕の運用実績を以下に公開しますので、ご覧ください。

 

期間 総投資額(円) 評価額(円) 損益額(円)
2018/01 1,380,000 1,370,701 -9,299
2018/02 2,630,000 2,508,566 -121,434
2018/03 3,150,000 2,996,276 -153,724
2018/04 3,180,000 3,109,663 -70,337
2018/05 3,210,000 3,150,568 -59,432
2018/06 3,210,000 3,140,832 -69,168

※月末時点の実績(2018年6月は6月23日時点)

 

 うーん、期待したほどの成果は出ていません。ただ、4月以降は若干の改善傾向がみられますね。5月からはプラスに転じた日もありましたが、これはパフォーマンスが改善したわけではなくて、単純な円安効果です。実際にドルベースでは、6月現在でも赤字です。

 だから円建ての評価だけを見て「わーい、プラスだ!」なんて喜ぶのは危険です。ちなみに、僕の他の金融資産は円建てがほとんどなので、世界的な視点で見ると僕の資産が目減りしているということの裏返しなんです。それは、もちろん日本円で預けている銀行の預貯金も同様です。

 つづいて、運用実績を考察してみます。

 

運用実績の理由

  • 運用開始のタイミングが悪く、2018年1月末から米国株の下落があった(下落幅はリーマンショック時よりも大)
  • 総投資額の列の通り、自分で何度か追加入金している(僕の自己判断のミス)
  • 2018年1月末から米国株の下落とともに円高傾向(WealthNaviはドル建て)
  • 2018年4月後半からは円安傾向のため、円資産は回復傾向(ドル建て資産の改善はあまり見られない)

 

WealthNaviについての考察

  • 国際分散投資だが、結局は米国株(WealthNaviの場合はVTIというETFと連動)のパフォーマンスとの相関関係が強い(世界経済の仕組みを考えれば当然)
  • 現在は損益額のマイナスが大きいが、各投資商品(主にETF)を安値で購入できていることの裏返し、今後の米国株の回復とともにパフォーマンスは改善するはず
  • WealthNaviはドル建て資産のため、円高局面の場合は日本円での評価額が目減りする

 

 

 

WealthNaviの不満な点

 WealthNaviを5ヶ月間運用してみて、運用実績以外で不満な点が3点ありました。

 

1. 自動積立引き落とし日から新規の投資商品購入までに3営業日のタイムラグ

 これが最大の不満です。

 

 WealthNaviの自動積立は月1万円から可能です。毎月26日に指定口座から引き落とされ、3営業日後に新たな投資商品購入の資金として使用されます。その3営業日の間はユーザーのWealthNavi口座に何の反映もされません。

2018年5月3日更新)2018年5月2日に5営業日から3営業日にタイムラグが短縮され、引き落とし日も毎月26日以外も選択可能に変更されました

 

 しかし、WealthNaviにはユーザーによる手動入金の仕組みがあり、こちらを利用した場合は、該当営業日のうちに新たな投資商品を購入してくれます。

 このように、投資商品の即日購入の仕組みがあるにも関わらず、なぜか自動積立の場合は3営業日もかかります。これの何が問題なのかを説明します。

 

 例として、1年間自動積立を、僕の設定している月3万円で運用した場合で考えます。

 

 1年間の自動積立額

  3(万円) × 12(ヶ月) = 36(万円)

 ユーザーのWealthNavi口座に反映されない期間

  3(営業日) × 12(ヶ月) = 36(営業日) ≒ 2(ヶ月)

  ※1ヶ月を20営業日として計算

 

 つまり、僕は1年のうち約2ヶ月間、36万円分の投資機会を失っていることが問題なのです。

 逆にWealthNavi側は、1年のうちに約2ヶ月間、36万円を無利子で借りることができます。WelathNavi側にしかうまみがありません。

 限られた資産を運用している投資家には、この投資機会損失は大きな痛手です。銀行の微々たる預金利息すらつかないからです。

 結論、WealthNaviの仕組みを利用した自動積立はやめるべきです。しかし、積立投資は大事なので、手間はかかりますが手動での追加入金にします。

 

 

2. 年約1%という高額な手数料

 投資を委託している以上、信託手数料を支払うのは当然のことです。しかし、事前に分かっていましたが、WealthNaviの信託手数料は年約1%と高額です。(以下参照)

 

 WealthNaviの1日あたりの手数料

   計算日の資産時価評価額(円) × 1%(手数料) × 1.08(消費税) ÷ 365(日)

 

 上記より、ユーザーは年利約1%の手数料を払うことになり、年間の運用利率から-1%ということになります。つまり、年利5%と平均的な運用パフォーマンスの場合は、手数料差引後に実質年利4%になります。

 

 WealthNaviのパフォーマンスは米国株ETFのVTIという商品の実績と強い相関関係があります。VTI自体の手数料は約0.1%です。個人でVTIを購入した方が高いパフォーマンスを得られる可能性が大きいです(ただし日本円で購入する場合は為替手数料などの考慮が必要)。

 

 

3. ロボアドバイザーが分散投資のポートフォリオを自動作成し、購入商品を選択するが...

 WealthNaviの売りの一つに「ロボアドバイザーが分散投資のポートフォリオを自動作成、再調整」とあります。

 あたかも、ロボットが自動投資売買をしてくれるようなアクティブファンドのようなイメージを持たせますが、単にポートフォリオを提示して購入する仕組みなんです。つまり、レストランのオススメメニューの提示して、あとは勝手に注文するだけです。

 で、あれば、その提示されたポートフォリオを自分で売買したほうが、手数料的にもメリットがあるのではないでしょうか?長期投資となればなおさらです。この手間と手数料を天秤にかける必要がありますね。

 

 

まとめ:どういう人がWealthnaviの投資に向いているか?

 結論としては、上記のようなデメリットを理解した上で投資する必要があります。そのため、投資初心者の方、もしくは仕事が忙しく、個人でETFの買付の手間の時間を捻出できない方に向いています。高い手数料を払って手間を省いて時間を捻出することも一つの投資ですらね。

 あとは、万が一、急に現金が必要になった際、Wealthnavi口座の出金日数が短いのもメリットです。投資信託にも資産の流動性(出金までのスピード感)を求める方にも身浮いていると思います。

 また、初心者が分散投資しながら、どの相場の局面でどのETFのパフォーマンスが優れているかを観察して勉強するのにいいかもしれません。

 

 

 あと考慮すべきは、WealthNaviはドル建ての商品ですから、円高局面には資産が目減りします。日本で暮らす以上は円資産が必要です。そのため、別の為替変動に強い商品との組み合わせを考慮する必要もあります。そこは別の投資商品での考慮が必要になりますので、下記のエントリをご覧ください。

 

   

www.yossy-blog.net

 

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