新社会人へ贈る言葉は無視してください
今年も4月になり、新年度がはじまりました。
明日、4月2日には入社式で、晴れて新社会人という人も多いでしょう。
そして、TwitterをはじめとするSNSには「新社会人へ贈る言葉」というアドバイスが溢れます。
結論から言います。
実は、新社会人へ贈る言葉ってクソなんです。
今、新入社員へ贈る言葉が、最高にサムいんです。
ほとんどのアドバイスはマウンティング行為
人間は誰もが偉そうにアドバイスをしたがる生き物です。
新年度の入社式が行われる日には、例年Twitter上に、名もなき社会人の先輩からのクソアドバイスが溢れます。
現実の会社でも、1-2年上のどこの馬の骨ともわからない先輩のから、いろいろなアドバイスをもらうでしょう。
しかし、ほとんどのアドバイスは、アドバイスする側の自己満足です。自分より立場が下の人へアドバイスして、マウンティングしているだけです。
そんなものを見聞きしているヒマがあったら、普遍的な名著の一冊でも読みましょう。その方が、よっぽど有益ですし、時間の無駄にもなりません。
未来がわからないものへは的確なアドバイスはできない
そもそも、未来がわからないものへは的確なアドバイスはできません。
例えば、メジャーリーグで活躍するダルビッシュ投手。素人目にもすごい投手です。そんなダルビッシュ投手の新人時代にアドバイスするとすれば、以下のような言葉しか贈れないと思いませんか?
- キャンプ中のパチンコとタバコはやめておけ
- 結婚は慎重にしろ
これはあくまで、彼のその後の姿が分かっているからこそできる的確なアドバイスです。新人時代の彼を放っておいても数年後、人並外れた努力でメジャーリーグで通用する大投手になることが、はっきりとわかっているからです。だから、こんなアドバイスしかできません。
こんなアドバイスですら、彼の新人時代の時点では決してできないアドバイスです。
それでも僕には新社会人の近未来が見える
僕には新社会人の近未来だけはわかります。
- 自分のことを社畜と自虐する
- 残業時間を友人に自慢し、「俺忙しいアピール」をはじめる
- 最初はおかしいと思いながらも、表計算ソフトのExcelで文書を作るのが当たり前になる
どんな新社会人へのアドバイスを受けても、結局はこんな未来に収束していきます。そう考えれば、「新社会人へ贈る言葉」など役に立たないと思いませんか?
まとめ:「新社会人へ贈る言葉」はやはり無視しよう
以上、「新社会人へ贈る言葉」が役に立たないとわかっていただけたでしょうか?
最後に、うつ病による休職で現在の会社でのキャリアを棒に振った僕から、下から目線で「新社会人へ贈る言葉」で締めたいと思います。
「卵は一つのカゴに盛るな」
人生、いつどこで何が起きるかわかりません。僕のようにうつ病になるかもしれません。そのために、今の会社だけに依存せず、普段からいろんな可能性を模索することを継続してください。すべてのことにおいて、リスク分散は重要なのです。
なぜ、「新社会人へ贈る言葉」を否定し続けた僕が最後にアドバイスしたか?矛盾していると疑問に思いませんか?
その感覚は正しいです。
それではいい社会人生活を。