仮想通貨をなぜ買うのか?
仮想通貨が流行っていますね。猫も杓子も仮想通貨、仮想通貨です。
これ、普通の投資であれば、こんなに仮想通貨が騒がれるということはもうバブルは終わり、ということになります。
別の記事でも書いていますが、仮想通貨は中央銀行が発行していないことに大きな意義があります。
そもそも仮想通貨とは何か?暗号通貨?流通して困るのは誰か? - のほほん帝国
なぜ仮想通貨でなければいけないのか?その意味を理解せずに、ただ「楽して儲けたいから」だけの気持ちで買っている人があまりにも多い気がします。
- そもそも仮想通貨の仕組みを知っていますか?
- ちゃんと他人に自分の言葉で説明できますか?
それができないのに、仮想通貨を買おうとしているのであれば、やめるべきです。自分が内容を理解していないものを簡単に買うべきじゃありませんよ。
「パンクバンドのライブの最前列で、彼女をモッシュから守っている彼氏」と変わらないレベルです。観客の盛り上がり方を理解していたらそこには行かないでしょ、普通。
年収10年分でチューリップの球根を買う?
あなたは自分の年収の10倍の値段でチューリップの球根を買いますか?
「買うわけねぇじゃん。」
と思うでしょう。それが普通です。しかし、世界最初のバブルが、チューリップの球根だったことは有名です。
チューリップ・バブル(蘭: Tulpenmanie、 Tulpomanie、 Tulpenwoede、 Tulpengekte、 bollengekte。英: Tulip mania、Tulipomania、チューリップ狂時代とも)は、オランダ黄金時代のネーデルラント連邦共和国において、当時オスマン帝国からもたらされたばかりであったチューリップ球根の価格が異常に高騰し、突然に下降した期間を指す。
チューリップ・バブルのピーク時であった1637年3月には、1個当たり、熟練した職人の年収の10倍以上の価格で販売されるチューリップ球根も複数存在した。1619年から1622年にかけて、三十年戦争の戦費調達のためにヨーロッパ全体で行われた貨幣の変造「Kipper-und Wipperzeit」にも、バブル経済類似の熱狂が存在したと指摘する研究者もいるものの、チューリップ・バブルは、記録に残された最初の投機バブル(またはバブル経済)であると一般に考えられている。「チューリップ・バブル」という語は、今日では、資産価値がその内在価値を逸脱するような大規模なバブル経済を指してしばしば比喩的に用いられる。
(Wikipediaより引用)
でも、それは今チューリップの球根がバブル高騰状態ではない、現代だからこそわかることです。その当時のオランダ人は大真面目に買っていたんですよ。
楽して儲けたい人はなんでも買う
もし、ホームランバーの当たり棒が200万円の高値で取引されたらどうします?きっとみんなは仮想通貨を買わずに片っ端からホームランバーを買うでしょう。
そして、転売屋が助長し、ホームランバーの価格が高騰していきます。
それでも楽して儲けたい人はホームランバーでも買うんですよ。
で、バブルが弾けた頃に
「なんであんなにホームランバー買っちまったんだ...。」
と後悔します。僕も実家にあるビックリマンのシールを見てそう思いますよ...。
仮想通貨を紹介しているブログを見たことある?
仮想通貨を紹介しているブログは、それらしいメリットをつらつら買いて、最後は仮想通貨に関する情報商材や取引所へのアフィリエイトリンクですよ。
もはや、様式美です。ある意味、伝統芸能ですよ。
楽して儲けたい情報弱者を養分にしようと必死で消耗してるんですよ、彼らも。
と、いいつつもこのサイトもアドセンス貼ってるんで、仮想通貨の広告が表示されることは大いにありますけどね!
最後に言っておきますけど、僕は仮想通貨の存在意義自体は否定していないです。むしろ素晴らしいと思っています。
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アルファブロガーが率先して煽ってるものなぁ...。