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本当は金投資なんてしたくなかった、僕の投資失敗談に学ぶリスク対策

本当は金投資なんてしたくなかった

 僕の投資ポートフォリオには「金(地金)」があります。

 金投資をしているのは、リーマンショック級の危機が来た場合へのリスク対策です。

 金は投資商品として見た場合、あまり優秀ではありません。なぜなら、金自体が何らかの利益を生み出す性質がないからです。複利での再投資も不可能ですから、投資効率を下げてしまいます。

 

 著名な投資家、ウォーレン・バフェットも、金自体は何も生み出さないので投資していないそうです。

 

 過去の僕の投資失敗談を含めて、僕が金投資している理由を説明していきます。

 

 

 

リーマンショック前夜の僕はFXで不労所得を得ていた馬鹿でした

 この頃の僕は、当時の旬ワード「不労所得」と言う言葉に踊らされ、FX一本で投資していました。FXは投資ではありません、ギャンブルをしていただけです。

 当時、各FX業者は、スワップ金利というものを売りにしており、以下のような状況でした。

  • スワップ金利とは各通貨間の金利の差分を毎日口座に振込む仕組み
  • 日本円は当時から低金利、諸外国通貨は当時は高金利だったため、日本円を売って外国通貨を買うと、金利差が大きかった

 当時の僕はスワップ金利で1日300円ほどの収入を得ていました。月にすると約90,000円ほどです。この1日300円の収入を得るために、僕は相当なレバレッジをかけていました。

 レバレッジとは、一部の証拠金(担保)を元に、100円しかないのに10,000円の買い物ができる仕組みです。この仕組みにより、為替変動が少しでもあれば、通常よりも多額の売買利益が得られます。しかし、これはリスクの裏返しで、為替変動で通常よりも多額の損失が発生するということです。

 

 僕は、当時高金利だった英国ポンドを中心に運用していました。ポンドは為替変動が大きかったのですが、リスクヘッジのために逆相関、つまり逆の為替変動の動きをする通貨も同時に持つことで、売買損益がプラスマイナス0円に近づくように通貨ポートフォリオを組んでいました。当時はこれでリスクヘッジをしているつもりでした。

 

 結果から言うと、そのリスクヘッジはリーマンショックの前では無意味なものでした。為替相場は暴落、急変動し、僕はそれについていけず、150万円近くのお金を失いました。

 今思うと相当な馬鹿です。僕なりにリスク対策していたつもりでしたが、あまりに脆く不十分でした。この失敗で、僕は安全資産の重要性に気づかされました。

 

 

リーマンショック後に安全資産の金投資にたどり着いた

 僕は今でもリーマンショックに耐えられる金融商品を知りません(金投資も含めて)。僕の場合は、金という安全資産にたどり着きました。


 実際に、リーマンショックの後は日本円が安全資産として買われ、急激な円高となりました。

 

 それは金も同様でした。金は、資産の保全と言う意味では、現在のところ、これに勝る投資商品はありません。実際に、リーマンショック後には、ヨーロッパを中心に安全資産の金現物の需要が高まり、品薄になったそうです。

 そのため、FXをやめた今も、株式や投資信託のリスクヘッジとして金現物を安全資産として保有しています。

 

 リーマンショック後、僕は貴金属店で有名なGINZA TANAKAに行きました。指輪やプレゼントを買い求めるカップルを横目に、当時独身の僕は「純金100グラムください」と店員さんに告げました。「豚バラ100グラムください」くらいの気軽さです。精肉店ではありません。

 

 結局、金を1グラム2,600円で購入しました。現在の価値は約5,000円ほどで、大体倍になっているのが分かります。しかし、ここ数年はずっと1グラム当たり4,000〜5,000円前後で推移していますので、僕の金資産もほぼ横ばいで増えていません。(これは僕の純金の資産価値が減っていないことの裏返しでもあります)

 

しかし、金といえども安全とは言い切れない

 結局、僕は不労所得とは対極の安全資産である金に投資をしました。しかし、金といえども安全とは言い切れません。以下のようなリスクがあります。

 

  • 世界的な空前の好景気となった場合、金から資金を引き上げ別の金融商品に再投資され、値段が下落するリスクがある(この場合は、株などが高騰するため、そちらでリスクヘッジできる)
  • 世界のどこかで新たな大金鉱脈が発見された場合、価値が暴落する(現在の金の価値は世界の金総量に限りがあることで保たれている)

 

 結局は、金投資すらも安全とは言い切れません。世の中には100%安全はないです。やはり分散投資は大事だということです。

 

 

 

金投資を考える前にぜひ読んでもらいたい本

 僕が金投資を始めるにあたって以下の2冊の本を読みました。

 この2冊は、金投資をするしないに関わらず、本当にオススメです。特に株式投資をしている方にも読んでいただきたいです。

 ただし、読む場合は必ずこの2冊をセットで読んでもらいたいと思います。最初の一冊が金投資を否定する内容です。次の一冊は日本人ライターの方が歴史上の事実から、その本の内容の矛盾を指摘する内容です。

 そして、読んだ結果うさんくさいと思えば、金投資はあなたには向いていなかったというだけのことです。他にも投資方法はたくさんありますので、自分に合った投資方法を選ぶのが一番です。